木力検定
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森林~木材利用に関する検定システムです。
ウェブ上では、初心者の方にチャレンジしてほしい「初級」、森林や木材の仕事をされている方でも油断できない「中級」を受験できます。
合格されれば、合格証がダウンロードできます。
木力検定について
私たちの身のまわりにある多くの住宅や家具製品には木材が使われています。木材は、昔から私たちの暮らしと馴染み深い存在でしたが、化石燃料やコンクリート、化成品が登場してからは徐々に使われなくなりました。しかし、最近では地球温暖化防止対策の一つとして、再生可能なエネルギー資源である木材の活用が改めて注目されています。木材のことを正しく理解すれば、人と環境の調和に木材が果たす役割を再認識し、昨今の環境問題をさらに一歩踏み込んで考えられるようになるでしょう。
木力検定の目的は、木に関する問題を解いてもらいながら木の良さを伝え、その利用に関わる正しい知識を身につけてもらうことです。このWEB版木力検定に合格すると、初級検定合格者には「木ムリエ」の資格が与えられます。また、中級検定合格者には、「ウッドコンシェルジュ」の称号を付与するとともに、上級試験(会場版筆記試験)の受検資格が与えられます。木力検定に合格したからといって、木のすべてがわかるわけではありません。この検定を通して木の素晴らしさや不思議を発見し、実際に自分で調べたり体験したりすることが大切だと考えます。木力検定が、低炭素社会の実現へ向けた行動を起こすきっかけとなることを期待しています。
木力検定委員会発足の経緯
木力検定は、下記の木力検定委員会が運営し、資格認証を行います。木材検定委員会は、木材の良さについて研究している学識者と木材業界メンバーによって構成されています。
問題の作成にあたっては、木力検定問題作成委員会を設置しました。専門分野ごとに担当者を割り振り、学際的な知見から作題ならびに問題精査を行いました。WEB版検定では、各分野から出題される問題数を固定し、そこから合計20問をランダムに出題しています。問題の解答データは木力検定委員会が管理し、テスト理論を用いて問題の質を改定すると同時に、木材に対する受検者の誤認を抽出しています。ここで得られた解答データは、今後の木材利用普及活動に役立てられます。
木力検定は、林野庁補助事業である「平成22年度:地域材利用加速化支援事業 室内化学物質の健康への影響検証」の一部として企画された事業です。林野庁ならびに関係各位に厚く御礼申し上げます。
2011年2月11日 委員会委員長 井上雅文
東京大学アジア生物資源環境研究センター
(現:東京大学農学生命科学研究科)